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大善戒王本生経
547のジャータカ
350

大善戒王本生経

Buddha24Catukkanipāta
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昔々、ヴィデーハ国のミティラーという都に、マハーシーラヴァという名の国王がいました。国王は十の戒律を厳格に守り、清らかな徳をもって国を治めていました。特に、不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不飲酒という五つの戒律を堅く守っておられました。 国王は平和に国を治め、民衆からも深く愛されていました。しかし、ある日、王宮の占星術師が国王にこう進言しました。「陛下、もしこのまま五つの戒律を守り続けられますと、陛下は…」 占星術師の言葉はそこで途切れましたが、国王は占星術師の言葉の続きを尋ねませんでした。なぜなら、国王はすでに五つの戒律を守ることの重要性を深く理解しており、その結果がどうであれ、戒律を守ることをやめるつもりはなかったからです。国王は、戒律を守ることが自身の幸福と民衆の幸福に繋がることを確信していました。 ある時、国王が狩りに出かけた際、一頭の鹿が国王の馬に突進してきました。国王は即座に馬から飛び降り、鹿を傷つけないようにしました。鹿は国王の慈悲深さに感銘を受け、二度と国王の領地を荒らさないと誓い、森へと帰っていきました。 また別の機会には、国王が旅の途中で飢えた人々に出会いました。国王は自身の食料を分け与え、彼らが安全な場所へたどり着くまで付き添いました。その親切心は人々の間で語り継がれ、国王の名声はますます高まりました。 国王は晩年まで五つの戒律を厳守し、清らかな生涯を全うしました。その徳は後世まで語り継がれ、多くの人々が国王の生き方を模範としました。 この物語は、いかなる状況においても戒律を守り続けることの尊さと、それがもたらす幸福と尊敬について教えてくれます。

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💡教訓

真の幸福は、外からのものではなく、自らの内なる徳と、他者を思いやる心から生まれる。そして、その徳は、子孫へと受け継がれ、さらなる繁栄をもたらす。

修行した波羅蜜: 布施波羅蜜 (ダーナ・パーラミッダー - 施しの徳), 持戒波羅蜜 (シーラ・パーラミッダー - 戒律を守る徳), 出離波羅蜜 (ネッカンマ・パーラミッダー - 放浪・執着を捨てる徳), 智慧波羅蜜 (パンニャー・パーラミッダー - 知恵の徳), 精進波羅蜜 (ヴィーリヤ・パーラミッダー - 精進の徳), 忍辱波羅蜜 (カーンティ・パーラミッダー - 忍耐の徳), 真実波羅蜜 (サッチャ・パーラミッダー - 真実の徳), 決意波羅蜜 (アディッターナ・パーラミッダー - 決意・断固たる意志の徳), 慈波羅蜜 (メッター・パーラミッダー - 愛・善意の徳), 捨波羅蜜 (ウペッカー・パーラミッダー - 平静・公平さの徳)

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